AFA会報 7 AFA BULLETIN 7 石川源晃著
図面の天体位置は度数表示のみであり、分数は表示してありません。これは筆者が新しく主張する有効数字の考え方によるものです。)
有効数字・For significant figures
前ページで春分図を表示した1979年は歴史上初めて、イランの首都テヘランで、米国大使館が公然と攻撃された年です。(これはイスラム教国とアメリカ合衆国との最初の事件として大変に重要な事件です)
四角な図はCFM(カーディナル、フィクスド、ミュータブル)の順に記載するので図の縦位置にある天体は互いにスクエア(90度関係)になります。
(図は従来から良く知られるケプラーの図とは別物です)
ケプラーの図・For another squre Horoscope
米国大使館が襲撃された1970年の 9月の火星(トランジット)は「しし」の21度ですが春分図の金星とジュノーとは互いに90度のT字形を形成しています。また、このトランジット火星は春分図の冥王星と火星の間でY字形ヨードを形成しています。このことは、1979年の事件がその後に長い紛争の口火になることを暗示しています。
四角形の図では、120度のトラインは図の点線のような斜めの線で表示されますが、1979年の春分図(前ページ)も
また、上図の2001年の春分図(第2図)も金星が冥王星と120度のトラインアスペクトを形成します。
トレミーが指摘をしたように、金星は凶星と組めば悪い効果をもたらすので、冥王星の力が金星を悪い方向に向かうように力をつけています。
トレミーと金星・Ptolemy on Venus
前々ページ及び前ページの図は春分瞬間の世界共通の天体位置を示したものですから、地球上の場所を特定するアセンダント・ASC
は記入してありません。
筆者は分割調波(1984年AFA発行)及び、占星学革命(1999年12月米国著作権局登録)でアセンダンド・ASCの意味と疑問について説明しました。
アセンダント研究・Ascendant
小惑星ジュノーは筆者がすでに1985年6月のAFA会報に発表したように、災害の発生を表示する場合が多いのですから、春分図には必ず記入するようにします。
ジュノー・Asteroid Juno